「事業の幅を広げるための方法を模索していた同社が、八代市の企業支援窓口から本制度の紹介を受けたことをきっかけに申請を行いました。申請に向けて事業計画書を作成するにあたり、県担当者と二人三脚で内容を精査していく中で、これまで見えなかった社内の問題や課題が明確になり、事業計画書の精度向上に繋がりました。また、審査会でのプレゼンテーションでは、審査員から受けた質問やアドバイスが「とても価値のあるものだった」と同社係長・石松真吾さんは話します。同社は、審査を経て2019年にリーディング育成企業の認定を受けました。
同社が展開を予定している、土木用木材資源から出る端材を使ったヒノキ枕や木材ブロックなどの新規事業に対し、本制度では研究機関等からの技術開発支援が受けられるなどのメリットがあり、自社だけでは難しい商品開発に向けて「(制度を)積極的に活用していきたい」と石松さんは考えています。本制度への申請により乗り越えなければならない課題が明確になった同社。今後はそれを踏まえて企業としての飛躍を目指します。