「株式会社くまもと健康支援研究所」は、熊本大学医学部発のベンチャー企業として、2006年に設立されました。少子高齢化による社会保障費の増大、生産年齢人口の減少を社会的課題と認識し、自治体を対象にした介護給付費適正化を図る「介護予防サービス」や、自治体、医療保険組合に向けた「保健指導サービス」、さらには、医療費適正化・介護給付費適正化を志向した「コンサルティングサービス」も行っています。
今後も少子高齢化や社会保障費増加が進むと予想され、医療介護周辺サービスや予防分野のサービスなど、ヘルスケア産業は成長分野と位置付けられています。予防分野のサービスは、マネタイズの特徴上、人口の多い都市部で競争が激しくなります。一方で、地方では、地域包括ケアを補完する医療介護周辺サービスや、自治体のパブリックビジネスアウトソーシング市場でのビジネスチャンスがさらに拡大すると見込まれます。
同社は、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士、理学療法士、ケアマネージャーといったヘルスケア分野における有資格者の積極的な雇用を原動力に成長。人材育成カリキュラムを自社で開発していることも大きな強みです。国・県・市町村や企業・健康保険組合における豊富な事業実績を持ち、現在、熊本県を中心に、福岡・長崎・鹿児島・大分など九州各県で事業を展開しています。
また、自治体の健康・運動施設等を運営する「指定管理者」、自治体および医療保険組合を対象に、医療機関と連携して生活習慣病患者への配食や運動・リハビリサービスなどを行う「医療介護周辺サービス」も手掛け、自治体、医療保険組合、医療機関、商工会等の地域団体、地域住民をステークホルダー(利害関係者)にした福祉計画の策定から実施までを一貫して行うことで、“生涯現役社会実現”を目指しています。