「少子高齢化社会」の日本で、医療・介護・福祉サービスの重要性が高まる中、天草市を拠点にその課題に取り組んでいる「リハビリテーションコムラッド」。医療・介護と福祉分野で5つの事業を展開し、天草市に暮らす子どもから大人までが、予期せぬ障害に見舞われたとしても充実した社会保障サービスを受けられ、生涯幸せに暮らせるまちを目指しています。
同社は、理学療法士である代表・小川知己さんの専門性がサービスに反映され、各分野の専門職も多く在籍しています。食事や入浴なしの短時間「リハビリ特化型デイサービス」を、天草市内2カ所で展開(2020年10月時点)。中等度の要介護者を対象にした「訪問看護ステーション」や、まだまだ元気な方の健康維持を図る「介護予防事業」の分野でも利用者数が増加しています。また、福祉分野では発達障害などで支援が必要な子どもを対象に、スキルアップサポートや放課後デイサービス、保育園などへの訪問事業を行っています。
高齢化率(総人口における65歳以上の割合)が37.2%(2015年10月時点)と高率で、“未来の日本の姿”に例えられる天草市。同市出身の小川さんが、「医療・介護・福祉分野のサービスが必要なのに、地域全体に十分に行き渡っていない」と感じ起業したのが2012年のこと。過疎化による人材不足や財政難など、困難な状況でも「地域の社会保障サービスを充実させることが企業の価値向上につながり、地域住民と医療・介護・福祉業界の未来を明るくする」と信じてこれからも天草市に笑顔を増やしていきます。