電気製品で使う基盤組み立てを主な事業とし、1988年に西原村で創立された「テクノデザイン(株)」。ほどなく製品組み立てや、基盤の設計から製造までの一貫製造体制を確立し、事業規模も拡大していきました。また、“ユーザーニーズに一番近く、絶対不可欠な企業への成長を目指す”ことを経営理念とし、顧客企業からの難しい要望にもチャレンジを続けています。1993年に電子機器事業を開始。その後も電子回路によって機械を制御する技術を開発するメカトロ事業などへと事業領域を広げていきました。
同社では現在、電子機器事業、メカトロ事業部、成形部、加工部の4つの事業部門でサービスを展開。電子回路設計やプリント基板設計、筐体(きょうたい)設計などのハードウェア開発のほか、ルネサス社、マイクロチップ社、TI社などのマイコンソフトウェア開発も手掛けています。また、顧客のアイデアを具現化する中で培った技術力を活かし、メカトロ部門では、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ、車載関連設備などの設計製造、生産設備のOEM生産にも対応。試運転調整や現地セットアップまで、専門の技術・知識・経験を備えた社員が行うだけでなく、アフターフォローも手厚く、顧客企業から高い信頼を得ています。
2019年9月に本社を益城町の「テクノリサーチパーク」へと移し、西原村の第一工場、菊池市の第二工場、東京都の東日本営業所の4拠点で事業を展開。これからも熊本で継続的な雇用を続け、さらなる技術の多様化・高度化が予想されるエレクトロ・メカトロニクス領域の若手技術者の育成、産業発展に寄与することを目指しています。新しい技術・分野へのチャレンジ精神と柔軟で豊かな発想で的確でタイムリーな事業経営を行い、熊本や全国の顧客企業から信頼されるパートナーとして、共に発展していくことが同社の願いです。