半導体製造装置メーカーのエンジニアだった代表の岡本浩一さんが、2007年に設立した「テクニアーツ株式会社」。創業以来、顧客企業(大手半導体製造装置メーカー)向けのメンテナンス・オペレーションマニュアルの制作を手がけ、近年では自動車関連設備企業のメンテンナンスマニュアルも制作するなど、取引先も増加しています。さらに、マニュアルの多言語展開も引き受けており、県のウェブサイトの中国語翻訳なども行っています。その他にも通訳や中国語教室の運営など、さまざまな事業を展開しています。
同社のマニュアル制作は、ライターではなく専門知識を備えたエンジニアが担当。メンテナンス項目の抽出や手順構築、安全を配慮した手順や注記など、マニュアルに必要とされる情報を的確に集め、確実にアウトプットできるのが特長です。また、日・英・中・韓国語に対応できる制作体制を社内に有し、競合他社にはない、現場経験者の知見を生かした幅広いマニュアル作りで、顧客との強い信頼関係を構築しています。
現在、マニュアル制作で培った産業界の専門的なノウハウを駆使し、設計時の3D CADデータを活用した「XR(VR・AR・MRの総称)コンテンツ」の開発にも乗り出しています。単にデータをXR化するのではなく、同社の強みである現場を知るエンジニアだからこそ可能なコンテンツ開発を行い、幅広い分野で貢献したいと考えています。
今後は、XRコンテンツ開発をさらに推進し、人材獲得や販売拡大にも意欲的に取り組んでいきます。事業を通して感謝される企業、技術的なパートナーとして取引先と共に存続する企業を目指しています。