熊本県を中心に、通信事業・不動産事業・高齢者福祉事業・ポスティング事業・コールセンター事業を展開する「ハイコムグループ」の中で、宅配水事業を行っている「ハイコムウォーター株式会社」。東日本大震災以降、飲料水の重要性が再認識される中、ウォーターサーバー業界1位の「プレミアムウォーター」製造企業として設立され、2014年11月に南阿蘇村の誘致企業第1号として工場を稼働させました。
名水の里と知られる同村の地下100mからくみ上げられる天然水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルに加えシリカが多く含まれているのが特徴です。公的基準より厳しい自社基準を設けて1日10回以上検査を行い、天然水を入れるボトルも回収不要の1WAYボトルを採用するなど、安全面・衛生面にもこだわっています。
オートメーション化された生産ライン、多段高層の自動倉庫等、最新鋭設備も導入。2020年10月現在、月に40万本・年間450万本の12Lボトルを生産し、九州・中四国を中心に全国約20万世帯のお客様にお届けしています。
需要の高まりを受けて随時、積極的な設備投資を行い、2020年には容器生産部門、自社配送部門も立ち上げ、生産力・流通力を強化してきました。また、2021年には大津町に物流センターの開設を計画しており、急成長を遂げています。
一方で、地下水保全活動にも積極的に取り組み、(公財)くまもと地下水財団「地下水保全顕彰制度」のシルバー企業認定や、南阿蘇村が行う「地域循環共生圏づくりプラットフォーム事業」への協力など、自然景観・環境保護、地域振興にも力を注いでいます。
南阿蘇村のお水は、水質・味ともに「世界に誇れる素晴らしいお水」との思いを胸に、同村の認知向上や環境保全、雇用確保、そして「安心・安全なお水の安定供給」を行うことが同社の使命です。